接客を受けたときの感動を思い出した
学生時代は法学部で、公務員試験を目指す人が多かったと思います。大学での学びは楽しかったですが、私自身は、「好きなことを仕事にしたい」と思っていて、自分は何が好きだろうと自問したときに「服が好き」という想いが一番強いことに気がつきました。
企業選びをしているなかで、Foyer Groupのお店に買い物に訪れたときのことを思い出して。そのときのスタッフさんのホスピタリティに感動したんです。
ワンブランドよりはセレクトショップで働きたいという想いもありましたし、若いうちしか販売職ができないショップも多いなかで、Foyer Groupは社歴が長い人も多いことに魅力を感じました。
何より、学生の自分の「今」にあったブランドより、その先も考えて、「ちょっと背伸びしたブランド」で働きたいと、Foyer Groupに入社を決めました。
関係性づくりを大切にした接客スタイル
Foyer Groupのショップは、大都市圏のショップのような不特定多数のお客様に対応して、「客数」を目指すタイプとは違って、「顧客型」と呼ばれる一人ひとりのお客様に愛されるお店づくりを大切にしています。
入社当初は、まず先輩のサブについて、担当の顧客様とどう関係性を作っていくのか勉強させてもらいました。ショップごとやスタッフごとにやり方はそれぞれなので、自分なりのスタイルを確立するまでは試行錯誤の連続でしたね。
ただ、自分なりの接客というものが見えてくると、仕事もどんどん楽しくなってきました。自分で考えて行動することを良しとしてくれる会社なので、お客様に手紙を書いてみたり、ブランドのデザイナーの考え方をお客様に伝えてみたり。
自分なりのやり方でお客様に喜んでいただけると、やはり嬉しいものです。
販売だけではないキャリアがある
Foyer Groupの大きな魅力の一つが、販売職以外のキャリアにも挑戦できることです。私自身、販売だけでなく仕事の幅を広げたいという想いがあって、2022年に発足した「人材戦略チーム」に参加しました。
「人材戦略チーム」は、さまざまな店舗から有志のメンバーが集まり、人事部のような役割を担います。研修の企画や、採用活動の新しい取り組み、社内レクリエーションの企画・運営などを、トップダウンではなく、メンバーそれぞれの個性やアイデアを活かしながら実施しています。
自分が所属している店舗だけでなく、他の店舗のメンバーや店長、子育てを機にパートさんになった元社員の方など、いろいろな人とプロジェクトを進めているので、それぞれの仕事観や考え方を知ることができ、自身の視野も大きく広がりました。
プロジェクトを通じて磨かれたもの
接客の仕事だと、「販売できるかどうか」が評価の基準になると思いますが、Foyer Groupには「人材戦略チーム」のような販売以外の業務があるので、人それぞれの得意なことを活かせる働き方ができます。
私も「人材戦略チーム」を通じて、就活生の方にFoyer Groupの認知度を上げるためにはどうしたらいいだろうとか、ショップのメンバーの悩みを解決できる研修内容はどういうものだろう、と考える機会が増えました。
そんな販売と人材戦略、2つの業務を兼任することで、仕事へのモチベーションも上がっています。
プロジェクトメンバーそれぞれの考え方だったり、ショップの新人メンバーや就活生が、どのように考えているかなど、人材戦略チームに参加したことで観察力も磨かれました。
相手がどう感じているか。それは接客の仕事にも通じる部分なので、相乗効果でスキルアップできている実感があります。
華やかさの奥にある、誠実さ
Tsuneyaをはじめ、Foyer Groupが取り扱っているブランドは、簡単に認可がおりにくい海外のトップブランドだったり、四国でも他に扱えるところがないブランドだったりするので、仕事をしていても誇りに感じますね。
何より「服が好き」というのが私のベースにあるので、質の高いブランドに囲まれることで、感性も磨かれますし、癒されるみたいな部分もあります。
それに身内びいきではないですが、Foyer Groupのメンバーの接客スキルはかなりレベルが高くて、自分でも「この人たちに接客してもらいたいな」と客観的に思います。
アパレルは一見、華やかに感じるかもしれませんが、Foyer Groupは華やかさだけでなく、誠実で真面目な会社だと感じています。接客でも細やかな気配りを大切に、会社としても社員のことを共に未来を作っていくメンバーとして大事にしてくれる。そんな人のつながりを第一に考えてくれる職場だなと思います。